「ヘアスタイルも変えられる 着せかえあみぐるみDOLL」が発売してはや3週間。
おかげさまで重版が決定しました!
たくさんの方に手に取って頂けたこと、とても嬉しく、心より感謝申し上げます。
今回は、撮影にまつわるお話を少し。
この本はカメラマンの島根道昌さんと天野憲仁さんのお二人が撮影してくださりました。
私自身もあみぐるみの写真はこれまで数多く自分で撮ってきましたし、年賀状やポスターの仕事もしていたので、正直なところ、そのあみぐるみの一番かわいい角度や写真の映り方は作者である自分が一番分かっていると思っていました。
けれども、今回スポットライトを浴びて、撮影に臨んだアミリーやマコ、マロン達がお二人によって、可愛さが何倍にも引き出されて、イキイキとしているのを目の当たりにして、さすがのプロのテクニックに感嘆しきり。
白を背景に白いモノを撮影するときの繊細な光のコントロール、あみぐるみDOLLをモノとして撮るのではなく、まるで生身の人間のように扱ってくださったり、コーディネートシーンに合わせてさまざまな形で照明を調整して場面に臨場感を出してくださったり。
静粛な美術館、甘酸っぱい気持ちになるような夕暮れの図書館、スポットライトに照らされて緊張が伝わるようなピアノの発表会などなど、それぞれのページにまるで写真集のようにストーリーが詰まっているのがこの本の大きな魅力になっています。
私が特に気に入っているのは、マコとマロンの海水浴のページ。
風にたなびく髪の毛、夏のまぶしい日差しをうけた二人の爽やかな姿は、まるで清涼飲料水のCMのようで、思わず笑ってしまうほどの臨場感です。
島根さんは主にPart1・Part2のアミリー達のコーディネートシーンを、天野さんはPart3のプロセスを撮影してくださりました。
冬のシーンと夏のシーンの影の出方の違いなど、ぜひ照明テクニックにも注目してご覧くださいね。