6月2日(土)・3日(日)に開催された「くまにち すぱいす 手づくり&キルトフェア」にワークショップとトークショーで参加させて頂きました。
おかげさまでワークショップには連日たくさんの方々にお越し頂き、120個近いかわいいあみぐるみが誕生♪
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
大人は見本通りに仕上げる方が多いのですが、子ども達はのびのびとした自由な感性で、自分好みのあみぐるみを作っていました。
こういう感性って、いつから変わってしまうのでしょうね。
なかなか写真を撮る機会がなかったのですが、最終回の子達の作品の一部をご紹介します。
同じ白い編み地を選んでいながらも、それぞれに個性が溢れています。
一つとして同じあみぐるみはなく、子どもって本当にすごい!
また、トークショーでは私の拙い話に貴重な時間を割いて、耳を傾けて頂き、本当にありがとうございました。
子どもの頃の手作りにまつわるあたたかい思い出から、臨床心理士として経験したり、感じてきたことと、手を動かしてものづくりをすることについて、自分の中では同じ1本の線上にある想いが、ご参加くださった皆さまに伝わっていたら嬉しいです。
あっという間の2日間でしたが、とても貴重で充実した時間を過ごさせて頂きました。
ご来場くださった皆さま、関係者ならびにスタッフの皆さま、ワークショップのアシスタントをしてくれた学生さん、出店者の皆さま、あたたかい声かけやサポートをしてくれた家族や友人に心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
最後に・・・。
今回会場とホテルの間をタクシーで移動したのですが、運転手さんから震災時のことやその後の経過、現状などについて、生の声を伺うことができました。
まだ3万9千人もの人たちが仮設住宅に住んでいらっしゃること。
家や農機具が破損してしまい、高齢のため農業の再開が難しく、先の生活の見通しが立たない方達がたくさんいること。
熊本城の修繕にあと15〜20年もの歳月がかかること。
家を壊してもらうにも、中の家財などをまず自分たちで処分しなければならず、老体に鞭を打ちながら、仕事と並行して片付け作業に半年以上を費やしたこと。
大きな道路はきれいになったけれども、まだまだ街の中には波打った道路や爪痕が残った建物がたくさんあること、などなど。
震災から2年が経過して、ようやく少しずつ復興に向けて歩み出した熊本。
2年が経過したからこそ、忘れてはいけないし、目を向け続けることが大切だと教えて頂きました。
皆さんに頂いたあたたかい思い出を胸に、私にもできる支援を続けていきたいと思っています。